
どうも、yossyです。
「自分の書いた文章にもっと反応してもらいたい」あなたは、こんな悩みをもっていませんか。

なので、「文章の書き方に関する本はないかな」と思っているときに、ジョセフ・シュガーマンが書いた「10倍売る人の文章術」に出会いました。
この記事では、そんなわたしがこの本を読んで分かった「10倍売る人の文章術」の概要について紹介します。
できる限りの体験をし、失敗を恐れない。
その理由を、深掘りしていきます。
目次
できる限りの体験をし、失敗を恐れない。
シュガーマンは、宣伝、広告の結果について何の責任も負うことなく、あれこれと評論したり、コンサルティングをする人ではありません。自らが文章を書き、リスクを負って、宣伝、広告から得られる反響により、利益についても損失についても責任を負う立場にある巧妙な実業家です。(p.3)
ということは、筆者自身が何度も宣伝、広告文をつくり検証した成果がこの1冊に収められているということになります。これほど、貴重なことがあるでしょうか。
シュガーマンは、広告文でサングラスを累計2000万本売り上げており、全米屈指の宣伝、広告文の書き手と言われています。
では、全米屈指の書き手であるシュガーマンの文章術とはどのようなものなのでしょうか。
書く対象を知ること。

本書のいちばん最初に書かれているのは、知識を得ることです。失敗を恐れずできる限りの体験をすることで、知識が得られます。体験や知識を得れば得るほど、得たものを組み合わせて新しいものをつくり出すチャンスが訪れます。
読者に読まれる文章を書くためには、書く対象について深く知らなければなりません。深く知るとは、書く対象について学び、”その本質を伝えられるだけの具体的知識を得ること(p.30)”です。

そうであれば、しめたものです。対象についての知識だけではなく、対象について体験してみた感想を書くこともできます。つまり、顧客の立場についても想像しやすくなるということになります。
読者を知ること。
書く対象について読者が理解し、次の行動をとるためには読者を知ることが必要になってきます。まず、あなた自身が書く対象について体験していれば、読者の好き嫌いや関心のある内容、期待するものなどを想像することは難しくないでしょう。

- ニーズの把握
- 質問の先読み
- ペルソナの設定
書く対象について、読者はどんなニーズをもっているか把握する必要があります。あなたが書く対象によって、読者にはどんな明るい未来が待っているのかイメージさせなければ、読者は次の行動を取りません。
一方で明るい未来を読者がイメージできさえすれば、次の行動を読者がとるとは限りません。なぜなら、読者は不安をもっているからです。「損をしたくない」「失敗したくない」といった不安です。なので、不安を先読みし、不安を解消できる文を添えれば、読者が次の行動をとるチャンスはグッと高まります。
ニーズを把握したり、質問を先読みしたりするのに有効な手立ては、ペルソナの設定です。書く対象を必要としている読者はどんな人なのか、具体的に想像します。そうすれば、ペルソナのニーズや不安が見えてくるようになります。
最初の文は、次の文を読ませるためにある。

書く対象を理解し、読者を知ったからあなたの書いた文章が読んでもらえるわけではありません。では、読んでもらえる文章とはどのようなものなのでしょうか。
それは、一文一文に理由のある文章です。つまり、最初の文は次の文を読ませるためにあり、次の文は、その次を読ませるためにある文でつくられた文章が読まれるのです。

理由のない文は、思い切って削りましょう。削ることで、読者は必要な情報だけを得ることができます。明るい未来が想像でき、不安が取り除かれるような一方方向に流れていくリズムのある文章ならば、読者はあなたの書く文章に引き込まれ、明るい未来を想像してワクワクすることになります。
あなたの書く文章がそのようになるためには、失敗を恐れずできる限りの体験をし続けていかなければなりません。経験がなければ失敗もしませんし、失敗がなければ学ぶことはできないのです。
著者「ジョセフ・シュガーマン」氏について
- ダイレクトマーケティング・マン・オブ・ザ・イヤー
- 世界初の電卓を販売する会社を設立
- 2000万本を売り上げたブルー・ブロッカー・サングラスのコピーライター

本の概要

本の概要
- タイトル :10倍売る人の文章術
- 著者 :ジョセフ・シュガーマン
- 監訳 : 金森重樹
- 出版社 :PHP研究所
- 初版 :2006年
- ページ数:271p
目次
第1部 お客を爆発的に増やす書き方、コピーライティングの秘密
第2部 最高の成果をもたらす44のテクニック
第3部 ポイントを検証する―具体例に学ぶ
まとめ
本の帯にこのように書かれています。
“他人に「言葉でアピール」できなければ、絶対に成果はでません。でも他人の心をつかみ、驚異的な成果を上げる宣伝文のテクニックは、誰でも身につけることができるのです。”
つまり、文章を書くのに必要なのは才能ではなく、テクニックだということです。この本で学んだことをもとに失敗を恐れず、とにかく書くことが大切です。
第1部は、文章を書く上で必要な本質をあなたに伝えています。第2部は44ものテクニックが記されています。
なので、あなたが文章を書いたとき、参照して44のテクニックが網羅されているか確かめるための辞書的な機能としてつかうことができます。
第3部は、具体例が示されているので、テクニックがどのように使われているか学べます。
あなたも、この本を読んでとにかく書くことを続けてみませんか。