【エッセンシャル思考】より少なく、より良く。【書評009】

あなた
世の中には、たくさんの仕事術の本があるけど、どの本がいいんだろう。
あなた
仕事が速くできるようになる本を読んで実践してみたら速く仕事が終わるようになった。けど、相変わらず定時で帰れない。

どうも、yossyです。

「世の中には、たくさんの仕事術の本があるけど、どの本がいいんだろう。」「仕事が速くできるようになる本を読んで実践してみたら速く仕事が終わるようになった。けど、相変わらず定時で帰れない。」あなたは、こんな疑問や悩みをもっていませんか。

わたしも、かつては仕事をやってもやっても次から次へと仕事をこなしていくような状態でした。その結果、一つひとつの仕事にかける時間を短くすることはできたけど、いつまでたっても定時で帰れるようになりませんでした。

わたしが尊敬する方の一人に、MBさんというファッションブロガーをされている方がいらっしゃいます。MBさんがメルマガの中で、この「エッセンシャル思考」について触れられていました。尊敬する方が勧めているので、読んでみることにしました。

この記事では、わたしが「エッセンシャル思考」を読んで分かった「エッセンシャル思考とは何か?」「どのように行動することがエッセンシャル思考につながるか」を紹介します。

世の中にはたくさんの仕事術に関する本があります。多くの仕事術に共通することや、「エッセンシャル思考」独自の内容について知ることができます。

 

この本を読んで分かること

より少なく、より良く。

その理由を、深掘りしていきます。(ネタばれあります。ご注意ください。)

 

より少なく、より良く。

筆者は、GAFAなどの有名企業にアドバイスをしています。その体験や、文献をもとに「エッセンシャル思考とは何か?」「どのように行動することがエッセンシャル思考につながるか」をまとめたのが本書です。

webllioによると、エッセンシャルとは”欠くことのできない、必須の、非常に重要な、(…に)ぜひ必要で、本質の、本質的な、精の、精を集めた”といった意味があります。ということは、エッセンシャル思考とは、「欠くことのできない思考」「非常に重要な思考」であると予想ができます。

yossy
では、いったい筆者は「エッセンシャル思考」をどのように定義しているのでしょう。

エッセンシャル思考とは。

筆者は、「エッセンシャル思考」を次のように提示しています。

「やらなくては」ではなく「やると決める」。
「どれも大事」ではなく「大事なものはめったにない」。
「全部できる」ではなく「何でもできるが、全部はやらない」。(p.15)

引用 「エッセンシャル思考」

つまり、何が大切かを見極め、大切でないものを捨てるという行動を仕組化すればよいと言えます。「全部やろうは、ばかやろう」という言葉が聞かれるようになりました。世の中には、「全部やる必要はない」「時間をかけることで、良い仕事ができるわけではない」といった考えが浸透し始めました。

yossy
一方で、「全部やらなくては」「時間をかければ、成果が必ず出る」といった従来の価値観にとらわれているところも少なくありません。となると、相手を変えることが難しくなります。なので、あなた自身が「エッセンシャル思考」をもてるように行動するほかないのです。

では、どのようにしたら「エッセンシャル思考」を身に付けられるのでしょうか。筆者は、次の3つをわたしたちに提唱しています。

見極める技術

捨てる技術

しくみ化の技術

1つずつ見ていくことにしましょう。

見極める技術

「エッセンシャル思考」は、あなたにとって大事なものをやると決めることです。そのためには、あなたにとって「何が大事なのか、何を基準にやると決めればよいのか」が分かっていなければなりません。

わたしたちの生活は、常に選択の連続です。ですから、あなたが常にベストな選択をするためには、まず集中できる状況に身を置くことです。

マイクロソフト社創業者のビル・ゲイツも、一週間の「考える週」を定期的にとったことで知られている。しっくりものを考え、本を読むための時間だ。(p.93)

引用 「エッセンシャル思考」

どんなに忙しくても、考えたり本を読んだりする時間を取ることが大切です。

次に大切なことは、情報の本質をつかみとることです。わたしたちは、日々目や耳を通して、様々な情報が入ってきます。入ってきた情報にすべて反応することは、非エッセンシャル思考です。

入ってきた情報から、必要な情報、つまり情報の本質をつかみとるためには、あなたがジャーナリストになる必要があります。

あなた
「そんなことを言われても、ジャーナリストになれるわけがない。わたしは〇〇という立場にいるのだから。」
yossy
その通りです。実際にジャーナリストになることはできませんが、ジャーナリストの目をもつことはできます。ジャーナリストの目をもつためには、次の4つの行動をすればよいのです。

日記をつける

現場を見る

普通を知り、逸脱を探す

問題を明確にする

この4つができるようになったとき、あなたは情報の本質をつかみとるジャーナリストの目を手に入れています。

一方で、見極めるためには、他にも遊びを取り入れたり、しっかり睡眠をとったりする必要があります。遊びは、本来、楽しいものです。あなたにも、ワクワクした体験があるはずです。そのワクワクした体験に対して、なぜワクワクするのだろうと問うのです。

問うことで、遊びの本質を見つけることができます。遊びの本質を見つければ、必要なことが見えてきます。

yossy
睡眠が大切なのは、いうまでもありません。わたしたちにとって、体は最大の資産です。健康でなければ、大切な人と過ごすことも、仕事をすることもままなりません。マルコム・グラッドウェルが「1万時間の法則」を提唱しました。

ざっくり言うと、1万時間やれば、一流になれるというものです。この1万時間が独り歩きしている感がありますが、実は、一流のバイオリニストは、事実平均8.6時間眠るという調査結果があります。眠ることがいかに大切か、分かりますよね。

あとは、厳しく選ぶだけです。自分の中にある明確な基準をもって、選びさえすれば見極める技術を得たと言っても差し支えないでしょう。

捨てる技術

あなた
見極める技術について理解できました。では、捨てるには、どんなことをしていったらよいのでしょう。
yossy
それは、目標をもつことです。目標は”具体的で、かつ魅力的。大きな意味があり、しかも測定可能(p.157)”である必要があります。

本質的な目標があれば、あなたにとっての判断基準ができます。判断基準に照らして、必要ないものは「拒否」をすればいいですし、相手の要求に対して「線引き」ができます。

また、明らかにあなたの本質的な目標を達成できる見込みがないことに対して、今までやってきたからというだけの理由で続けていることを「キャンセル」することも可能です。

さらに言えば、たくさんの情報から必要なものを取り出し、それらをつなぎあわせる「編集」も、本質的な目標がなければ、そもそもどう編集してよいかも分からなくなってしまいます。

しくみ化の技術

エッセンシャル思考を手に入れるために、見極める技術や捨てる技術について見てきました。「よし、やってみるか。」となっていることでしょうが、ちょっと待ってください。

非エッセンシャル思考の人は、努力と根性でやりとげようとする。だが、エッセンシャル思考の人は、なるべく努力や根性がいらないように、自動的にうまくいくしくみをつくる。(p.216)

「よしやるぞ!!」と思って、実際にやってみても、おそらく長続きしないでしょう。人間は、楽をしたい生き物です。なぜなら、人間には現状で留まろうとする、ホメオスタシスという機能が備わっているからです。

yossy
ホメオスタシスが、あなたの変わろうとする気持ちをあの手この手で鎮めようとします。ですから、「しくみ化」してしまい、歯を磨くように当たり前にしてしまえばよいのです。

そのためには、「バッファ」、余裕をもつことが必要になってきます。バッファがない、つまり余裕がない状況では、最良な判断を下せません。目の前のことを、あれもこれも処理しないという非エッセンシャル思考に陥ってしまいます。

バッファを見積もった上で、本質的な目標を達成するのに必要ないものを「削減」していきます。削減することで、目標達成のための最短ルートを通ることができるようになります。このとき、小さな成功を積み重ねるようにしてください。そうすることで、自信がつき、しくみ化が「前進」していきます。

そのようにして、前進することで自信がつき、「習慣」化するようになります。習慣化することで、やがて本質的な目標を達成することにつながります。

そのためには、今に「集中」しなければなりません。過去を悔いたり、未来を不安に思ったりするのではなく今を積み重ねなければなりません。

今に集中することで、本質を生き、本質を考える「未来」を手に入れることができるのです。本質的な目標を立て、やるべきことをより少なくすることで、より良い未来を手に入れられるようになるのです。

著者「グレッグ・マキューン」氏について

「グレッグ・マキューン」氏
  • THIS Inc.のCEO
  • GAFAなどの有名企業にアドバイス
  • 2012年 ヤング・グローバル・リーダーズ
yossy
「Multip;iers:How the Best Leaders Make Everyone Smarter」などの本も出版されていますね。

 

本の概要

本の概要

本の概要

タイトル : エッセンシャル思考

著者  :グレッグ・マキューン

出版社 :かんき出版

初版  :2014年

ページ数:320p

目次

PART1 エッセンシャル思考とは何か

第1章 エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考

第2章 選択──選ぶ力を取り戻す

第3章 ノイズ──大多数のものは無価値である

第4章 トレードオフ──何かを選ぶことは、何かを捨てること

PART2 見極める技術

第5章 孤独──考えるためのスペースをつくる

第6章 洞察──情報の本質をつかみとる

第7章 遊び──内なる子供の声を聴く

第8章 睡眠──1時間の眠りが数時間分の成果を生む

第9章 選抜── もっとも厳しい基準で決める

PART3 捨てる技術

第10章 目標──最終形を明確にする

第11章 拒否──断固として上手に断る

第12章 キャンセル──過去の損失を切り捨てる

第13章 編集──余剰を削り、本質を取り出す

第14章 線引き──境界を決めると自由になれる

PART4 しくみ化の技術

第15章 バッファ──最悪の事態を想定する

第16章 削減──仕事を減らし、成果を増やす

第17章 前進──小さな一歩を積み重ねる

第18章 習慣──本質的な行動を無意識化する

第19章 集中──「今、何が重要か」を考える

第20章 未来──エッセンシャル思考を生きる

最終章 エッセンシャル思考のリーダーシップ

まとめ

「関わっている人に嫌われたくないから。」「断ったら怒られそうだから。」という理由で、やりたくないあるいはできないのに「分かりました。」と言ってしまった経験が、あなたにもあるはずです。

yossy
その結果、あれもこれも全部やることになり疲弊してしまいます。「全部やろうは、ばかやろう。」という言葉もあります。断ることは、難しいことです。だからこそ、本質的な目標がなんであるかを見極めておくことが大切になってきます。

上手に断る方法が、この本には書かれています。うまくいくかは分かりませんが、断ってみても大丈夫だったことも案外あります。

あなたも、この本を読んで思い切って断ることから始めてみませんか。

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