【行動経済学まんがヘンテコノミクス】人はなぜそれを買うのでしょうか【書評030】

あなた
ぼく、営業をやっているんですけど、なかなか売り上げが上がらないんですよ。ものが売れる仕組みを知りたいんです。
あなた
「行動経済学」っていう言葉を聞いたことがあるんだけど、具体的にどういうことか知りたいんです。

どうも、yossyです。

あなたは、3000円のSランチ、2000円のAランチ、1500円のBランチ、3つの中から選べるとしたらAランチを選んでしまうことが多くありませんか。1500円の本だけを買うつもりだったけど、「2000円以上で送料無料」という言葉を見て、もう1冊買ったことはありませんか。

わたしも、Aランチを頼んでしまう傾向にあります。また、「送料無料」という言葉につられてその時は必要ないものまで買ってしまうこともあります。

そんな、あなたにおススメしたいのが「行動経済学まんがヘンテコノミクス」です。

この本を読んで分かること

人はなぜそれを買うのか。そこには、より人間的で、深い原理が横たわっている。

その理由を、深掘りしていきます。

 

著者「佐藤雅彦」氏、「菅俊一」氏、「高橋秀明」氏について

著者について

「佐藤雅彦」氏

東京藝術大学大学院映像研究科教授。「ピタゴラスイッチ」などを手掛ける。

「菅俊一」氏

多摩美術大学美術学部統合デザイン学科専任講師。NHK教育テレビ「2355/0655」ID映像などを手掛ける。

「高橋秀明」氏

アートディレクター・クリエイティブディレクター。ユニクロ「ニット」など広告キャンペーンを担当する。

菅さんは大学時代、佐藤さんの研究室に所属していたんだそうです。お二人に、高橋さんが加わりこの本が誕生しました。

yossy
佐藤さんと菅さんは「差分」も出版されていますね。

 

人はなぜそれを買うのか。そこには、より人間的で、深い原理が横たわっている。

23個の原則が書かれていますが、特に印象に残った3つを紹介します。

アンダーマイニング効果

好きでしていたことに報酬を与えられることによってやる気がなくなってしまう現象のこと

引用 「行動経済学まんがヘンテコノミクス」

壁に落書きをされることに悩んでいたおじいさんが、落書きをしていた子どもたちにお小遣いをあげ続けました。しばらくしてから、お小遣いをあげられなくなったことを伝えると、子どもたちは落書きをすることをやめました。

おじいさんは、壁に落書きされることがなくなり、平和に暮らしたのだそうです。

子どもたちは、落書きを好きでしていました。その行動に、お小遣いという報酬が発生したことで、「好きで書いている」から「お小遣いをもらえるから書く」という考えをもつようになりました。なので、お小遣いがもらえないと分かると落書きをやめてしまってのです。

yossy
自分の子どもが好きでやっていることは、応援してあげさえすればいいんだなと思いました。がんばっているからと、ご褒美をあげたら、いつかやらなくなってしまうかもしれませんものね。

上昇選好

わたしたちの心には「上昇選好」と呼ばれる、だんだん良くなる方を好む、心理傾向があります。

引用 「行動経済学まんがヘンテコノミクス」

AとBふたつの自動車会社があります。どちらもつくる自動車、週給は一緒です。A社は毎日同じ額の給料を渡していました。B社は最初は平均よりも給料を少なく渡し、終わりの日が近づくにつれて、少しずつ給料を多く渡しました。

同じ週給でしたが、どちらの会社がより多くの自動車をつくることができたのでしょうか。答えは、B社です少しずつ給料が増えていくことにより、つくる側のやる気がアップしたことになったのです。

yossy
短い期間、モチベーションを上げていくには有効な方法となりそうですね。

同調行動

私たちは、集団とは異なる価値判断をした時に、集団の意見が明らかに間違っていたとしてもみんなの意見に合わせて、自分の意思を歪めてしまうことがあるのです。

引用 「行動経済学まんがヘンテコノミクス」

長さに関する感覚テストで、提示された直線と同じ長さの直線を選んでいきます。誰が見ても同じと分かるものなのですが、何問か答えた後、明らかに長さが違うものを他の人全員が選ぶと、約30%の人が集団と同じ間違ったものを答えたそうです。

これは、アメリカの心理学者ソロモン・アッシュが1950年代に発表した集団への同調に関する実験です。〇×クイズを大勢でやっていると、答えている人が多い方が正解なのではと考えたり不安になったりしますよね。これも、同調行動の一つだとわたしは思います。

yossy
昔、ビートたけしさんが、かつて「赤信号みんなで渡れば怖くない」と日本人の特徴をとらえた漫才をされていました。

 

まとめ

この本を読んで分かることの理由は…
  • アンダーマイニング効果
  • 上昇選好
  • 同調行動

「人はなぜそれを買うのか。そこには、より人間的で、深い原理が横たわっている。」ということから、人はものを買うときに感情で動いているんだなとわたしは感じました。

あなたも、より豊かな人生を過ごすために、人を動かす原理を学べるこの本を手に取ることから始めませんか。マンガなので、行動経済学の入門書の一つとしてうってつけですよ。

 

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