

どうも、yossyです。
あなたは、ゆくゆくは独立してフリーランスで食べていけたらいいなと考えたことがありませんか。あるいは、仕事や家庭などで困ったことが起きたとき、Googleで検索してみたけど解決策が見つからなかったことがありませんか。
わたしも、かつて仕事でうまくいかなくて悩んでいたことがあります。どうやったら人の心を動かせるのだろうかとずいぶん悩まされました。日々手探りで行動し、精神的にとてもきつかったです。
そんな、あなたにおススメしたいのが「星野リゾートの教科書」です。
困ったら本を読みましょう。先人も同じ経験をして解決しています。
その理由を、深掘りしていきます。
著者「中沢康彦」氏について
- 新聞記者から日経BP入社。
- 日経ビジネス記者。
- 日経トップリーダー副編集長。
中沢康彦氏は、星野リゾートの全施設を2年間かけて取材し、その成果をまとめたのだそうです。

本を読んで分かること
まず、星野佳路氏について説明します。
- 星野リゾート4代目経営者。
- 軽井沢の老舗企業から、全国でリゾート施設を運営する企業へと変身させる。
- 経営学の理論に基づいて実践。
教科書の生かし方。
私はこれまでの経験から「教科書に書かれていることは正しく、実践で使える」と確信している。課題に直面するたびに、私は教科書を探し、読み、解決する方法を考えてきた。それは今も変わらない。星野リゾートの経営は「教科書通り」である。
引用 「星野リゾートの教科書」
星野佳路氏が本を選ぶときに次の3つのステップを提唱しています。
- 書店に1冊しかないような古典的な本を選ぶ。
- 1行ずつ理解し、分からない部分を残さず、何度でも読む。
- 理論をつまみ食いしないで、100%教科書通りにやってみる。
書店に1冊しかないような古典的な本を選ぶのは、流行の波を乗り越えて、本質的なものとして知られているからだそうです。「星野リゾートの教科書」では紹介されていませんが、ドラッカーやカーネギーの本がそれに当てはまるのではないでしょうか。
名著と呼ばれるものは、時代を超え、受け継がれていきますよね。それは、その分野において定石とされるからだとわたしは考えます。そのような本からは、学ぶべきものがたくさんありそうです。
選んだ本を繰り返し読み、その通りに実行する。頭では分かっているけれど、なかなかできませんよね。ですが、星野佳路氏は教科書通りにやったら成功したのですから、この点について学ぶことがあると思いませんか。

理論があるので、ぶれない。
囲碁や将棋の世界に定石があるのと同じように、教科書に書かれている理論は「経営の定石」である。何も知らないで経営するのと、定石を知って経営するのでは、おのずと正しい判断の確率に差が出る。それは、会社の長期的な業績に直結するはずだ。
引用 「星野リゾートの教科書」
星野佳路氏は、企業経営は資質に基づく部分と論理に基づく部分があるとおっしゃっています。本を通して理論を学ぶことで、根拠や判断の基準を身に付けることができると星野佳路氏は考えています。そうすれば、社内に浸透させるのに説得力が増すというのです。
経営者の勘にたよった経営だと、仕組み化することが難しくなります。そうなると、経営者はいつまでも働き続けなければなりません。社員も経営者に頼るようになります。そのような企業は、早晩行き詰ることが予想できます。
ですから、教科書である本から理論を学ぶことは、判断基準になり、社内に考えを浸透させるのに役に立つとわたしは思います。

本質を学ぶことができる。
むしろ私が注目するのは、書棚に1冊ずつだけ置いてあるような本だ。こうした本は流行の波を乗り越えて、体系化された理論として生き残り、定石として一般的に認知されたことを示している。私はこういう古典的な理論の中にこそ、経営に役立つメッセージがあると実感している。
引用 「星野リゾートの教科書」
「ワークマンはなぜ2倍売れたのか」とこの本に共通点があるとわたしは考えました。それは、どちらも徹底したデータ分析を行いました。その結果、その他大勢から抜け出し、ニッチな市場を押さえ、他社と差別化することで成長してきました。
また、どちらの企業もミスを責めません。星野リゾートでは「ミスを憎んで、人を憎まず」という言葉があるそうです。なので、どちらの企業の社員さんも、自分の意見を自由に発言することができ、活発に議論をするようになってのだそうです。
人間は、自分が認められたと思うと満たされます。子どもが親にほめられたくて、できたことをわざわざ伝えにくる。上司からよくやったと声をかけられて思わず顔がほころんでしまう。あなたにもそのような経験があったのではないでしょうか。

まとめ
教科書の生かし方。
理論があるので、ぶれない。
本質を学ぶことができる。
「困ったら本を読む。」ことって大切ですね。私たちが悩んできたことは、先人も同じ経験をして解決しています。「守破離」という言葉があります。「守」は型を知り、その通りに実践することです。「破」は型を改善することです。「離」は教えから離れ、自分なりの方法論をもつことです。
あなたも、型を知り、まずはそれを実践することから始めてみませんか。