

どうも、yossyです。
「知りたいことが書かれている本を見つけられなくて…。」「本を読んでも、頭の中に残らないんですよね…。」あなたは、読書をするときにこのような悩みをもったことはありませんか。
わたしも、読書術に関する本を本屋さんやインターネットで見つけて読んでみても、「思っていたのと違うなぁ。」と感じることがよくあります。
本屋さんを歩いていると、1冊の本が目に入ってきました。「キーワード設定で読書が決まる?どういうことだろう。」と興味が湧き、読んでみることにしました。
読書の質は、読む前の準備で決まってしまう。
その理由を、深掘りしていきます。
目次
読書の質は、読む前の準備で決まってしまう。
キーワード読書術には、4つの特長があります。
欲しい情報を着実に吸収できる。
省エネができる(速く読めるようになる)。
自分に合った本を選べるようになる。
期待外れの本からも、役立つ情報を吸収できる。
個人的には、4つ目の「期待外れの本からも、役立つ情報を吸収できる。」というのが嬉しいです。なぜなら、1冊も無駄にならないということになるからです。
本には、何かしらの学びがあります。しかし、なんとなく本を読んでいるのと事前に準備してから本を読むのとでは大きな違いがあります。
知りたいことをあらかじめキーワード化してリストアップしておくことが大切だと、筆者は訴えています。
キーワード化しておけば、脳はキーワード化したものに自然と目が行くようにします。これは、カラーバス効果と呼ばれます。
たとえば、ロレックスの時計をあなたがほしいと思ったとします。あなたがロレックスの時計に関することを調べていくうちに、どんどんほしいという気持ちが高まります。
すると、あなたのまわりでロレックスの時計をしている人が増えたような気がします。それは、脳がロレックスの時計に関する情報を集めるように指令を出すからです。これが、カラーバス効果です。
キーワード読書術は、このカラーバス効果を応用したものだなと、わたしは思いました。では、キーワード読書術は、どのようにして行うのでしょうか。
キーワードを設定する。
まず、あなたが欲しい情報をキーワード化します。たとえば、あなたが読書術について知りたいとします。読書術だけでは、情報が多すぎてしまいます。そこで、検索エンジンのサジェスト機能を使います。

サジェスト機能を利用することで、あなたの知りたいことが見えてきます。次にすることは、サジェスト機能で出てきた言葉を五十音で並べることです。このときに便利なものが「関連キーワード取得ツール」と呼ばれるものです。
「関連キーワード取得ツール」は、サジェスト機能で出てきた言葉を五十音順に表示してくれます。自分で五十音順に並べるよりも、はるかに短い時間で表示してくれますので、利用しない手はありません。
最後に、五十音順に並べたキーワードを大まかなグループで分けます。こうすることで、世の中の人がどんな悩みをもっているか分かりますし、あなたが読書をするとき知りたかったことをはっきりさせることもできます。
本を選ぶ。そして、本を読む。
知りたい情報がはっきりしたら、本を選びます。このとき、どのようにして本を選んだらよいのでしょうか。
最初に、知りたいキーワードを読書サイトで検索します。次に、レビューを見ます。あなたが目星を付けた本が良書であるかを見抜くには、本に書いてある客観的な事実を参考にします。
個人の感想は、読み手によって変わるので参考程度にするとよいでしょう。それから、レビューに書かれている言葉のうち、複数の方が書いている言葉が本に書いてある内容になります。

キーワードが決まり、読む本を決めたら実際に読み始めます。自分がすぐに真似できそうなことはないかを意識しながら読み進めていきます。また、「こういうことを言われたら嬉しい。」というような言葉も集めておくとよいでしょう。
得られた情報を人に伝えることで、情報はより定着します。また、言われたら嬉しい言葉を集めておくことで、あなたは幸せな気持ちになりますし、その言葉を周囲に伝えることで、周りの方も幸せになるかもしれません。
記録する。
筆者は、読んだ本について記録しておくことを勧めています。この本では、Instagramに投稿することを例に挙げて説明しています。Instagramに投稿することのメリットは、
スマホの中に本棚がつくれる。
筆者から反応がある。
ユーザーとの交流が図れる。
だと筆者は言っています。Instagramに投稿するときのポイントがマーケティングの視点でまとめられており、参考になる部分が多いです。

著者「村上悠子(むらかみ・ゆうこ)」氏について
京都府生まれ。
クリッピング業務(新聞・雑誌から必要な記事を見つけて切り抜くこと)に従事。
図書館を10か所はしごし、読んだ本は3500冊にものぼる。

本の概要

本の概要
タイトル:キーワード読書術
著者 :村上悠子(むらかみ・ゆうこ)
出版社 :フォレスト出版
初版 :2020年
ページ数:240p
目次
第1章 なぜ、今まで「欲しい情報」がとれなかったのか?
第2章 キーワードを設定する方法
第3章 設定したキーワードが出ている本を選ぶ方法
第4章 キーワードをアップデートする方法
第5章 読書でさらに情報を吸収する秘策
第6章 インスタグラムに読書記録を残そう!
まとめ
「読書の質は、読む前の準備で決まってしまう。」
キーワードを設定する。
本を選ぶ。そして、本を読む。
記録する。
キーワードに注目するという手段は考えたことがなかったので、新しい視点を得られたのがよかったです。
村上さんが初めて出版された本ということもあってか、手順が具体的に書かれており、筆者のこの本に対する熱量が伝わってきます。
あなたも、この本を読んでキーワードを探すことから始めてみませんか。