【ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと】自分の軸をもつ【書評048】

あなた
会社の業績をもっと伸ばしたいんだよな~。
あなた
プロジェクトを成功させたい!!

どうも、yossyです。

「最近、自社の業績が伸び悩んでいて…。」「大事な開発プロジェクトのリーダーを任されたけど、どうしたらいいのだろう…。」あなたは、自社の業績や自分の今後に対してこのような不安を感じたことはありませんか。

わたしも、自分の今後について不安に思うことがよくあります。

困ったなと思いながら、本屋さんを歩いていると、1冊の本が目に入ってきました。「モノやサービスを売ることより大切なもの?」と疑問に思い、読んでみることにしました。

 

この本を読んで分かること

自分の軸をもち、顧客にファンになってもらう。

その理由を、深掘りしていきます。

 

自分の軸をもち、顧客にファンになってもらう。

ミレニアル世代の獲得。

最初から14ページまでは筆者が手掛けた事例が写真として掲載されています。これを見るだけでも洗練されていて、「素敵だな~。」という気持ちになりました。

筆者は、”ブランディングの最終ゴールは、顧客ロイヤリティの獲得。すなわちファンになってもらうことです。(p.17)”と言っています。ミレニアル世代の10人中9人が、ビジョンに共感できるか否かによって購入するブランドを選んでいるのだそうです。

yossy
ミレニアル世代とは、1981年以降に生まれ2000年以降に成人を迎えた世代のことを言います。

ミレニアル世代の方たちは、デジタルネイティブと呼ばれ、生まれた頃からインターネット、SNSなどのIT技術に親しんできました。そのため、情報リテラシーが高いのが特徴の一つとして挙げられます。

そのため、人とのつながりを重視し、物の豊かさよりも精神的な豊かさを重視する傾向にあります。よって、これから購買力をもつミレニアル世代に選ばれるには、彼らにファンになってもらうことが重要になってきます。

また、IT技術の普及によって、世界のボーダーレス化が進んでいます。さらに、日本では少子高齢化社会になり、国内だけではなく海外の企業と競争しなければなりません。

なので、日本人はもちろん世界中の方に、ファンになってもらうことで企業の成長につながっていくことが分かります。そのためには、まず、世界の中の日本としての強みと弱みを理解して、対策をしていく必要があります。

yossy
日本の強みと弱みって何だろう?

日本の強みと弱み。

日本の強みと弱みとは、いったいどういうものなのでしょうか。筆者は、

世界の中での、ビジネスにおいての日本の強み。それはなんといっても日本の技術力の高さ、商品の品質の高さです。
では、日本の弱みは何でしょうか?世界における日本の絶対的な弱み。それは伝えることが不得意だということです。(p.42)

引用 「ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと」

と言っています。おそらく、あなたの予想通りではないでしょうか。ということは、弱みの原因を見つめ、対策をすればよいことになります。

日本の弱みである、「伝えることが不得意」。そもそも、なぜ日本は伝えることが不得意なのでしょうか。筆者は、原因を2つ挙げています。

伝えることが苦手な原因
  • 自分を表現する機会が圧倒的に少なく、慣れていない。
  • 日本語がそもそも、「行間を読む」言語だから。

自分を表現する機会が圧倒的に少なく、慣れていない。

原因が分かれば、あとは解決策を知り、実行するだけです。自己表現に慣れていないのですから、表現すればよいのです。

このときに、筆者は”社会や他者の定めたスタンダードではなく、自分の軸で考える必要があります。(p.44)”と書いています。自分の軸は、知識や経験によってつくられていくのではないでしょうか。

本を読む。実際にやってみる。これらの積み重ねによって、実績ができ、自分の軸ができるのだとわたしは思います。実際、今の世の中では、「何を言うか」ではなく「誰が言うか」になっています。

わたしが、経験に基づく子育てのコツを話したところで、尾木ママに勝てるわけがありません。子どもを育てているわたしと、数千人の生徒と向き合ってきた尾木ママでは、経験も実績も違います。

yossy
このように、知識を得て、経験することで自分の軸ができていくのだとわたしは考えています。

日本語がそもそも、「行間を読む」言語だから

筆者は、日本語と英語による受け取り方の違いを次のように書き、あなたに行動を促しています。

日本語の場合、メールには期日がかいていないけれど請求書にそれが書いてあるならば、文脈を読む力のなかった読み手のミスになります。しかし、英語の場合は書き手が明確さに欠けていたということで、書き手のミスになります。(p.46)

ですから、これからは、あなたを含み日本での生活経験が長い方は、伝えることが不得意であることを意識し、伝える練習をしていくことが求められるのではないかとわたしは感じました。

結論から伝える、やってほしいことははっきりと、簡潔に伝える。これらを常日頃から意識していくことで、変わってゆけるのではないでしょうか。

yossy
自分と違うことを意識し、自分の感覚をに対して自問自答し、シンプルなコミュニケーションを心がけることで、新しい世界が見えてくるとわたしは思うのです。

顧客にファンになってもらう、ブランディング。

では、実際にブランディングをどのように行っていったらよいのでしょうか。筆者は、6つのステップを踏むようあなたに求めています。

6つのステップ
  1. ヒアリング・リサーチ・分析…ブランドの本質を見極める。
  2. ブランドDNA…ブランドの本質を概念化する。
  3. ビジュアル・アイデンティティ…ブランドの本質を体現する。
  4. ブランド・コラテラル…タッチポイントでブランドの世界観をつくり出す。
  5. インナー・ブランディング…社内で足並みを揃える。
  6. ブランド・マネジメント…ブランドを管理する。

ブランドの本質を見極めるために、あなたが”大切にしているところ、情熱をもって取り組んでいること、自信のあるところ、など会社の個性を柔軟な視点で丁寧に引き出していく(p.102)”必要があると、筆者は説いています。

その後も、「この商品/サービスはどういう人が買う/利用するのか」に始まり14の項目について考えることでブランドの本質を概念化していきます。

それから、見た目や雰囲気、コンセプト、ロゴなどをデザイナーたちと議論してブランドの本質を体現化します。

そして、ショップカード、名刺、封筒などでブランドの世界観をつくり出します。言うまでもなく、社内で足並みを揃えたり、長期的視野に立ってブランドを管理するところまで考えなくてはなりません。

 

著者「小山田育(おやまだ・いく) 渡邊デルーカ瞳(わたなべ・デルーカ・ひとみ)」氏について

「小山田育(おやまだ・いく) 渡邊デルーカ瞳(わたなべ・デルーカ・ひとみ)」氏
  • HI(NY)共同代表。
  • ニューヨークの美術大学School of Visual Arts グラフィックデザイン科卒業。
  • 2008年HI(NY)設立。

お二人は、アメリカコカ・コーラの新商品ブランディング&パッケージデザイン、国連の展覧会デザインなどを手掛けたそうです。

yossy
お二人での初めての出版のようですね。

 

本の概要

本の概要

本の概要
  • タイトル: ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと
  • 著者  :小山田育 渡邊デルーカ瞳
  • 出版社 :株式会社クロスメディア・パブリッシング
  • 初版  :2019年
  • ページ数:222p

目次

00 AS ART DIRECTORS IN NEW YORK ニューヨークのアートディレクターとして

01 SELLING VISIONS,NOT JUST PRODUCTS モノよりビジョンを買う時代

02 WHAT IS BRANDING? ブランディングとは何か

03 OUR BRANDING PROCESS ブランディングのプロセス

04 CASE STUDIES ブランディング事例

05 HOW TO WIN IN THE GLOBAL MARKET グローバル・マーケットで成功するために

まとめ

「自分の軸をもち、顧客にファンになってもらう。」ことは、地道な作業が必要であり、一朝一夕で身に付くものではないことが分かりました。

常日頃から、相手との違い、自分の感覚が正しいのか、シンプルにコミュニケーションできているかを意識することから始めるとよいのではないでしょうか。その過程で、自社や自分というブランドの本質が見え、やがて顧客がファンになっていくとわたしは考えました。

あなたも、この本を読んで自分を見つめ直すことから始めませんか。

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