【理科系の読書術】「今、ここで」を大切にする。【書評054】

あなた
本を読もうと思って読み進めても結局読まなくなってしまうんだよな…。

どうも、yossyです。

「本を読もうと思って読み進めても結局読まなくなってしまうんだよな…。」あなたは、こんな疑問や悩みをもっていませんか。

わたしも、かつてはあなたのように、本を読むぞ!!と思って意気込んでも、気が付けば読まなくなっていることがありました。

なので、「本をどのように読んだらいいのだろう。」と思い、読書術と呼ばれている本を15冊ほど読みました。15冊ほど読むことで、どのように本を読んでいったらいいかが分かってきました。

この記事では、そんなわたしが他の読書術に関する本と比べて分かった「理科系の読書術」にある読み方を紹介します。

世の中にはたくさんの読書術に関する本があります。多くの読書術に共通することや、「理科系の読書術」独自の内容について知ることができます。

 

この本を読んで分かること

「今、ここで」を大切にする。

その理由を、深掘りしていきます。(ネタばれあります。ご注意ください。)

 

「今、ここで」を大切にする。

タイトルに「理科系の」とついています。すると、自分が文系だと認識している方は手に取らないかもしれません。ですが、文系だと認識しているわたしが読めましたので、タイトルだけで判断しないことをおすすめします。

筆者は、学生からの質問をきっかけに、この本を執筆し上梓したのだそうです。多くの学生は、生まれたから今日まで読書の仕方を教わる機会がありません。にもかかわらず、教授に指定された分厚い専門書を読まなければならず四苦八苦しています。

本と苦労なく向き合うためには。

そんな学生のように、読書の仕方を知らずに育ち、本を読むことに苦手意識をもっているあなたは、どうすればよいのでしょうか。

yossy
それには、まず「本は最初から最後まで読まなければならないもの」という思い込みを捨てることです。

あなたが、本を読む目的はなんですか。それは、最後まで読み切ることではなく、知識を手に入れることです。目的を決めず、なんとなく読み進めてしまうのではなく、目的を決めてから読むとよいです。

また、事前に知識を入れておくと理解がスムーズになります。たとえば、野球の試合を観戦するとします。球場までの行き方、選手に関する知識、おすすめのスタジアムグルメなど事前に調べておくと、観戦がさらに楽しめます。

このように、事前に本の内容について予備知識をもち、目的をもって読書をするとさらに理解が深まります。

難解な本こそ、事前に準備をするとよい。

あなたが、今まで読書に苦手意識をもっていたならば、事前の準備をすることを勧めました。準備と聞くと、なんだか面倒くさいと感じたのではないでしょうか。

読書が苦手なあなたにとって、世の中にある多くの本は、難解な本となるでしょう。筆者は、難解な本を読むときには、あとがきや解説を読むことを勧めています。

あとがきや解説は、本のまとめの部分になります。筆者の考えや意見が書かれています。あとがきや解説を読めば、なんとなく本の概要が分かります。

yossy
また、目次や読む本の筆者のプロフィールに目を通すことも準備につながります。

実際に本を読んでいると、理解できない部分が出てくることがあります。そういったところは、一度飛ばせばよいのです。あとになってもう一度読むと理解できることがあります。

それでも理解できないのであれば、今の時点でその本はあなたの目的を達成できる本ではないことになります。ですから、読むことをやめて別の本を読めばよいのです。

速読・遅読は使い分ける。

こうして、準備をして自分の知りたい分野の本を読むことを繰り返していくうちに知識が身に付いてきます。知識が身に付いてくればしめたものです。知識が身に付いてくると、本が速く読めるようになります。

そうは言っても、読み始めた頃は、十分な知識がなく読むのに苦労することもあるでしょう。そのようなときには、思い切ってじっくり読むとよいです。1冊の本から1つ学ぶぐらいの気持ちで読んでいきましょう。

そうして知識を積み重ねていけば、やがて苦も無く読むことができるようになります。できれば、1冊の本を複数回読むことをすすめます。そうすると、新しい気付きやさらなる理解が得られる可能性があるからです。

yossy
しかし、読んでいるうちに、だんだん読む意欲がなくなってしまうこともあるでしょう。そのようなときは、思い切って読むのをやめるのです。そして、読み方のシステムに問題がなかったか見直すのです。

このときに決してやってはいけないことがあります。それは、読めなかった自分を責めることです。

「自分は本を一冊読み切ることができなかった…。」と思うのではなく、「本の読み方がいけなかったんだ。違う方法を試してみよう。」と考えるようにしましょう。

アウトプットは時間を意識する。

読書をする上で忘れてはいけないことがあります。それは、読んだ後にアウトプットをすることです。筆者によると、

フランシス・ベーコンの言う「知識は力なり」という状態に持っていくためには、まずインフォメーションにあたる情報を集めなければならない。しかし、それだけでは不十分で、インテリジェンスまで組み上がってはじめて読書が「活きる」ことになる。(p.98)

のだそうです。では、読書を「活かす」ためにはどうしたらよいのでしょうか。ここでもやはり、事前の目的設定が重要になってきます。

ただし、気を付けなければならないことがあります。それは、”アウトプットの目標と全体の持ち時間(p.108)”を分かっておくことです。

とくに時間を意識しておかなければいけません。時間を意識せず、思い付きでアウトプットをしていくとたくさんの時間を消費してしまうことになります。

そうではなく、決めた時間の中で本を読みようにします。時には、読み飛ばすことも必要です。アウトプットの枠組みを含め、決めた中で終えられるよう意識していくことが何より重要です。

著者「鎌田浩毅(かまた・ひろき)」氏について

「鎌田浩毅(かまた・ひろき)」氏

1955年 東京都生まれ

京都大学大学院人間・環境学研究科教授

理学博士

yossy
「マグマの地球科学」や「理学博士の本棚」などの本も出版されていますね。

 

本の概要

本の概要

本の概要

タイトル : 理科系の読書術

著者  :鎌田浩毅(かまた・ひろき)

出版社 :中公新書

初版  :2018年

ページ数:203p

目次

第1部 苦手な人のための読書術

本と苦労なく向きあう方法

難解な本の読み方

多読、速読、遅読の技術

第2部 仕事を効率よく進めるための読書術

アウトプット優先の読書術

本の集め方、整理の仕方

読書メモの取り方

読まずに済ませる読書術

まとめ

何のために本を読むのかが大切です。予備知識がなければ、遅読。あれば速く読めます。どのような形でアウトプットを見据え、逆算して行動することで効率的に知的生産ができます。

本は、大いなる遺産だが、「今、ここで」のフィルターにかけて自分の未来へつなげるようにします。読書もフローすることが必要です。

あなたも、この本を読んで今を大切にする読書をしてみませんか。

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