【センスは知識からはじまる】センスとは生まれ持ったものではないの?【書評046】

あなた
センスって生まれ持ったものでしょう?
あなた
わたしの企画、なかなか採用されない…。どうやったらセンスが身に付くのかな…。

どうも、yossyです。

あなたは、美術の時間に、自分が思っているような作品ができなくて「センスがないな…。」と感じたことはありませんか。センスは持って生まれたものだと、はじめからあきらめていませんか。

わたしも、学生の頃、美術の時間に自画像を描いたのですが、友達から「和田アキ子みたいだな!!(笑)」と言われたことがあります。わたしにとって会心の出来だったのですが、「和田アキ子」と言われて、「センスないな…。」と思い込んできました。

本屋さんを歩いていると、1冊の本が目に入ってきました。「センスは知識から?どういうことだ?」と疑問に思い、読んでみることにしました。

 

この本を読んで分かること

センスは知識を集めたものである

その理由を、深掘りしていきます。(ネタばれあります。ご注意ください。

 

センスは知識を集めたものである。

センスは知識を集めたもの。

この本は、最初から最後まで易しい表現で書かれています。タイトル通り、一貫して「センスは知識」と書いてありますし、「しかし」など逆接の接続詞に続けて、筆者は主張を書いています。なので、読み易い本でした。

まず、筆者はセンスを”誰にでも備わった身体能力と同じ(p.7)”ととらえています。また、”数字で測ることができないもの(p.17)”と言っています。さらに、これからの時代を生き抜いていくには「センスのよさ」は欠かすことのできないものだとも書いています。

なぜなら、時代が”「技術からセンスへの揺り戻し」(p.45)”になっているからだと筆者は言っています。千利休が活躍した安土桃山時代、ヨーロッパのルネッサンス。いずれも、技術が発達した後に、文化が花開いたように、歴史は技術とセンスの間を行ったり来たりしているからなのです。

yossy
「歴史は繰り返す。」ですね。

効率よく知識を増やす。

では、センスはどうやったら身に付くのでしょうか。

筆者は、”センスとは知識の集積である。(p.74)”と言っています。

「他とは全然違うもの」
実はここに、大きな落とし穴があることに、みなさんは気づけるでしょうか?プロローグでも触れましたが、企画を考えるとき、特に学生は「誰も見たことのない企画にしたい」と言います。そうやってひらめきを待つのです。
しかし僕は、手始めに、「誰でも見たことのあるもの」という知識を蓄えることが大切だと思っています。(p.76)

引用 「センスは知識からはじまる」

iPhoneやAKB48など、ヒットしたものには過去に見たものが加えられています。iPhoneであれば電話、AKB48であれば、おニャン子クラブ。かつて誰でもみたものが、源流にあるのです。

ですから、知識を積み重ねていくことでセンスというものは磨かれていくのだそうです。そこで、知識を効果的に蓄えていくために、3つの方法を筆者は提唱しています。

3つの方法
  • 王道から解いていく…定番のものを分析する。
  • 今、流行しているものを知る…ネットより雑誌を読むようにする。
  • 「共通項」や「一定のルール」がないかを考えてみる…分析、解釈をする。

こうやって知識を集めていくことで、未来を予測できたり、よりよいものを選べたりできるのだと筆者は書いています。

また、知識を集めていくことで、ロゴや商品などのよさを言語化できるようになります。筆者自身、”「感覚的に、これがいいと思うんです」は禁句。(p.119)”にしており、”センスが知識の集積である以上、言葉で説明できないアウトプットはあり得ません。(p.119)”と言っています。

yossy
一見すると、センスや直感で決めているように見えますが、ヒットを生み出すような背景には、膨大な知識の集積があることが見えてきます。

センスを最適化する。

また、”「誰が、どんなときに、どんな場所で使うのか」、対象物を具体的に思い浮かべることはセンスを最適化するためにもっとも必要な三原則であると覚えておきましょう。(p.155)”と筆者は説いています。

知識をアウトプットする際には、独りよがりになるのではなく、相手のことを思いやり価値を提供できるようにすることが大切になってくるわけですね。

わたしは、こうやって、日々インプットしたことをアウトプットしています。はじめは、自分の学んだことをただ記録するための側面が強いものでした。

yossy
徐々に、読んでくださった方にとって、役に立ったと思われたいという欲が出てきています。「知識を集積し、価値を提供することを意識する」ことを心がける必要があると改めて考えました。

 

著者「水野学」(みずの・まなぶ)氏について

「」氏
  • 1972年東京都生まれ。
  • 1998年、good dsaign company設立。
  • 慶應義塾大学特別招聘准教授。

水野学さんは、美しいだけでなく「本当に売れるデザイン」に重点を置き、ブランドづくりの根本からロゴ、商品企画、パッケージ、インテリアデザイン、コンサルティングまで、トータルにディレクションを行っているそうです。

yossy
「グッドデザインカンパニーの仕事」や「アイデアの接着剤」などの本も出版されていますね。

 

本の概要

本の概要

本の概要

タイトル:センスは知識からはじまる

著者  :水野学(みずの・まなぶ)

出版社 :朝日新聞出版

初版  :2014年

ページ数:192p

目次

Prologue センスは生まれついてのものではない

Part1 センスとは何かを定義する

Part2 「センスのよさ」が、スキルとして求められている時代

Part3 「センス」とは 「知識」からはじまる

Part4 「センス」で、仕事を最適化する

Part5 「センス」を磨き、仕事力を向上させる

Epilogue 「センス」はすでに、あなたの中にある

 

まとめ

「センスは知識を集めたものであること」であり、効率よく知識を増やすためには

効率よく知識を増やすには
  • 王道から解いていく…定番のものを分析する。
  • 今、流行しているものを知る…ネットより雑誌を読むようにする。
  • 「共通項」や「一定のルール」がないかを考えてみる。

これら3つをやるとよいとされています。アウトプットする際には、価値の提供を意識することを忘れないように心がけることは、いうまでもありません。

わたしは、「センスは生まれ持ったものだ」と思っていました。しかし、この本を読んで、新しい視点を取り入れることができました。

あなたも、この本を読んで、知識を集めることから始めませんか

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