【東大読書】良質なアウトプットをして、自分なりの結論を出しましょう。【書評039】

あなた
ぼく、読書をしても、読んだことをすぐ忘れてしまうんですよね…。
あなた
東大生になる人って、どうやって読書をしているのかしら。

どうも、yossyです。

あなたは、読書をした後、読んだ本の内容をどれぐらい覚えていますか。「読んだ本に、なんて書いてあったの。」と質問をされたときに、すらすらと答えられますか。

わたしは、答えられません。じっくり、時間をかけて読んだのに、しばらくしたら忘れている、そんなことばかりでした。そんなときに、書店で見つけたのが「東大読書」です。「読んだ内容を覚えていたい。」「地頭力が身につくならいいな。」と思って、この本を手に取りました。

 

この本を読んで分かること

良質なアウトプットをして、自分なりの結論を出しましょう。

その理由を、深掘りしていきます。

 

良質なアウトプットをして、自分なりの結論を出しましょう。

目的をもって読む。

みなさんの中には、「本の内容がなかなか頭に入ってこない」とか、「文章を読むのが遅い」という人も多いと思います。そういう人の多くは、「自分の読み方がわるいのではないか?」「自分には読解力がないのではないか?」と考えていると思いますが、実は違います。
「本や文章が読めない問題」の原因の9割は、「準備不足」なんです!(p.21)

引用 「東大読書」

筆者は、本を読む前に一手間加えることを勧めています。「仮説作り」といい、自分がその本から何を学ぶのか目的をはっきりさせる必要があります。

例えば、あなたが家族と旅行に出かけるとします。多くの場合、何をするか、つまり旅行の目的を自分で考えたり、家族と相談したりします。いきあたりばったりもよいのですが、家族の意見がバラバラになってしまってはせっかくの楽しい旅行が台無しです。

そうならないために、旅行の目的をはっきりさせますよね。読書も同じです。目的をはっきりさせないで本を読むのは、いきあたりばったりに旅行をするようなものなのです。

旅行を楽しいものにするために準備するように、読書も目的をはっきりさせるという事前の準備が必要になるというわけですね。

そこで筆者があなたに提案しているのが、「装丁読み」→「仮説作り」というステップです。簡単に言うと、まず、表紙からできるだけたくさんの情報を得て、本の全体像をつかみます。

全体像がつかめたら、「仮説作り」です。「自分の目標」、「目標までの道筋」、「自分の現在」を付箋に書き出します。これで、準備完了です。

yossy
本の全体像を知り、その本から何を学びたいかはっきりさせることができますね。

能動的に読む。

東大生は、受動的に本を読むのではなく、本と対話・議論しながら、能動的に本を読みます。だからこそ、「知識を自分のものにして、同時に地頭力も身につける」ことができるのです。(p.9)

引用 「東大読書」

わたしもそうですが、時間をかけて読んだのに本の内容を覚えていないというあなたは、能動的に読むことができているか振り返るとよいかもしれません。

筆者は、能動的に本を読むために、次のステップを紹介しています。

能動的に本を読むための4つのステップ
  1. 取材読み…「記者」になったつもりで読む。
  2. 整理読み…難しいことも「一言」で説明する。
  3. 検証読み…「多面的なものの見方」を身につける。
  4. 議論読み…本の内容を「ずっと記憶」しておける。

取材読み

「本を読む」というと書いてある文字を目で追うことだけになってしまいがちではないでしょうか。その結果、本に書いてあることが記憶に残りませんでした。

そこで、筆者が勧めているのが取材読みです。取材読みとは、自分が記者になり、本の著者に質問するように読む方法です。そうすることで、本の著者の文に対する感情や思いが見えるようになってくるのだそうです。

本の著者に対し、質問し、追及する。

これだけでよいのです。ぱっと読むと、事実が書いてあるだけに見える文章に対し感情や思いを知ることで内容がどのように進んでいくのか、格段に理解できるようになっていくと筆者は書いています。

yossy
感情や思いを理解することで、読みがさらに深まっていきますね。

整理読み

文の内容が理解できてきたら、整理するとさらに記憶に残りやすくなります。本の内容を「ズバリ一言」で言えれば、家族や友人、知人にも話しやすくなります。

「ズバリ一言」を探すのが「整理読み」です。どの文章にも、最初から最後まで本の著者が言いたいこと、つまり主張があります。それを探すのです。

主張を探し、各章を30字以内にまとめ、全体を140字以内にまとめる。

こうすることで情報を取捨選択することができるようになると、筆者は言っています。それは、物事の本質をつかむことにもつながります。

yossy
読書は、物事の本質を知るためでもありますよね。

・検証読み

1冊の本から、1つの意見を知ることができます。ご存じの通り、1つの物事に対しても賛否両論があります。当然、賛成の本もあれば反対の本もあります。別の本を手に取り、ちがいを調べるのが、「検証読み」です。

たとえば、「科学的な根拠がないため、幽霊は存在しない!」という本を読むだけでは、「幽霊はいないらしい」という主観的で一元的なインプットしかできません。しかし、「多くの証言から、幽霊の存在は否定できない!」とい本を同時並行で読むことで、「科学的には幽霊の存在は証明できないけれど、しかしまるっきり根拠がないとも言えないんだな」とより深く、客観的で多角的なインプットが可能になります。(p.145)

yossy
客観的で多面的な知識をインプットすることで、考える力がつきます。これは、質問力の向上も期待でき、自分自身の成長にもつなげられそうです。

アウトプットを前提に読む。

著者からの情報を受け取る。つまり「インプット」をするだけではなく、こちらから著者に何かを投げる、つまり「アウトプット」をすることで、読解力も向上し、知識を自分のものにすることもできるようになるのです。(p.199)

引用 「東大読書」

「著者に何かを投げる」、この行動、すでに目にしているのを覚えていますか。そうです、「取材読み」です。筆者は、ここで種明かしをしています。どういうことかというと、ステップ1~4で紹介してきた読み方は、アウトプットの仕方なのです。

アウトプットをすれば、本の内容を深く理解することができ、さらに読書が楽しいものに変わっていきます。アウトプットをするときに忘れていけないことは、自分なりに解釈したり、自分なりに言い換えたりすることです。

つまり、自分の経験に置き換えてみることで、「なるほど、そういうことか。」と納得できるようになります。

また、本を読むときには、アウトプットを前提に読むことをおすすめします。人に話す、書いてまとめるなどして最後に自分なりの結論を出す。そういった目的があることで、より積極的に読書をするようになるからです。

 

著者「西岡壱誠」氏について

「西岡壱誠」氏
  • 東京大学3年生。
  • 「読む力」と「地頭力」を身に付ける読み方を広げている。
  • ドラゴン桜2 東大生プロジェクトチームのリーダー。

※肩書は当時のものです。

西岡壱誠氏は、本を読む側の人間が変われば、本を読む姿勢が変われば、「読書術」が変われば、あなたが読む本はきっと「いい本」になるはずという考えをもっていらっしゃっるそうです。

yossy
「現役東大生が教える「ゲーム式」暗記術」や「読むだけで点数が上がる!東大生が教えるずるいテスト術」などの本も出版されていますね。

 

本の概要

本の概要

本の概要
  • タイトル:東大読書
  • 著者  :西岡壱誠
  • 出版社 :東洋経済新報社
  • 初版  :2018年
  • ページ数:282p

目次

はじめに 偏差値35だった僕を変えてくれた「東大読書」

PART1 地頭が良くなる「東大読書」の5ステップ
STEP1 仮説作りで「読み込む力」が劇的に上がる!―東大生は「読み始める前」に考える
STEP2 取材読みで「論理の流れ」がクリアに見える―東大生は「読者」ではなく「記者」になる
STEP3 整理読みで難しいことも「一言」で説明できる―東大生は立ち止まりながら読む
STEP4 検証読みで「多面的なモノの見方」を身につける―東大生はカバンに「2冊の本」を入れている
STEP5 議論読みで本の内容を「ずっと記憶」しておける―東大生はアウトプットを重視する

PART2 東大流「読むべき本」の探し方
METHOD0 「得るものが多い本」をどう探すのか
METHOD1 売れている本・ベストセラーを選ぼう!
METHOD2 信頼できる人のレコメンデーション
METHOD3 時代を超えて読み継がれている古典
METHOD4 今年のマイテーマを決める
METHOD5 「読まず嫌い」を避ける

特別付録「読む力」と「地頭力」をいっきに鍛える
東大読書/東大選書のポイントを一挙に掲載!

おわりに

まとめ

一度読んだら自分の目標を確認し、必要に応じてもう一度読んだり、別の本を読んだりする、本の著者と対話する、本の内容を一文にまとめることで、自分なりの感想をもつことができるようになります。

あなたも、付箋を買って本を読む目的を考えることから始めませんか。

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